防災害対策で備えて避難時に持ち出す非常用グッズセットのリスト

多くの人は災害などの非日常的な出来事が起こった時に、目の前に危険が迫っていても

『まぁ今回は大した被害にならないだろう.. 』

『ここらの地域や自分の家は大丈夫だろう.. 』

『警報が鳴っていてもまだ今は安全だろう.. 』

『そんなすぐに避難しなくても平気だろう.. 』

『荷物を沢山持ち出さないでもイイだろう.. 』

などと根拠を伴わずに考えて日常と同じように行動しようとする傾向があります。それ
は緊急の際に急いで避難することがとても面倒だったり、心理的にリスクを受け入れて

怖さや焦りなどを感じて緊迫することがストレスになるからです。危険性をスルーして
無視することでいつもと同じように平穏な心の状態を保とうとします。危機感を抱いて

すぐに行動できる人は一般に少ないです。災害心理学ではこの傾向を正常性バイアスと
呼んでいて、正常な状況を常に求める心理による、ある種の偏見として分類されます。

　　
しかし現実の事実として目の前で災害が起きて、被害が迫ってきている場面では、逃げ
遅れたら残りの人生を失うことにも普通になってしまいます。従って迅速に防災グッズ

を持ち出して家族と一緒に避難をしなければなりません。被災した時に最初に避難する
目的でどうしても必要となり、またはあると便利な1次用持ち出しグッズを紹介します。

【東日本大震災での津波の様子　Powered by FNN311 】

1 　最初に避難をする時に持ち出すグッズ

　最初に避難をする時に持ち出すグッズ

　　
1次用持ち出しグッズとは、災害が起きて最初に避難をする際にさっと持ち出して逃げ
られるように準備しておく必要最低限の荷物のことです。具体的には初めに避難をして

からの1日程度の間の生活をなんとかしのぐためのアイテムです。1次用持ち出しグッズ
はとにかく安全な環境に逃げることが先決です。家族揃って無事に逃げ出すことを優先

しながら水・ガス・電気が無い状況でその後1日位の間に要る物資や、あったら便利な
品物を備えておく目的で用意されて下さい。また1次用持ち出しグッズとは別に財布や

スマホなどを入れていて、日常で通学や通勤などで持ち歩いているカバンを忘れないで
下さい。避難をする時にはそのバッグと1次用持ち出しグッズだけを持ち出して下さい。

　用意しておかないと危険なグッズ

　　
必要と感じたグッズについては、用意できたら表の左の欄のチェックボックス（ □ ）
をクリックして、下記のリストに記録していきましょう。

	必要なグッズ	気をつけておくべき注意点
	リュック	1次用持ち出しグッズを入れておく道具について、リュックは手さげカバンやショルダーバッグなどと比べてメリットが大きく2つあります。背負ってみると、手で持つ時と比べてそんなに重さを感じないので動きやすくて避難する際に便利です（メリット1）。　　また両手が空くことで他の荷物を持てたり、家族の手を引いたりして移動できることも大きなメリットです（メリット2）。従って当サイトでは1次用として持ち出す防災グッズを入れるツールはリュック一択でオススメしています。　　デイパックは防水（はっ水）と防汚（表面の素材などが汚れにくい）の機能くらいは普通にありますが、防炎の性能までは特に求める必要はないです。防炎仕様のバックパックだと、それだけで1万円を普通に超えてたりしてコスト面での負担が大きくなります。　　防炎については、できれば燃えにくい素材で造られてるリュックだとより良いくらいにお考え下さい。リュックサックは大人用なら20～30Lのサイズで、子供用はお子さんの身体の成長に合せてサイズをお選び下さい。　　近年は女子高生の方が30Lのサイズでボックスタイプのデイパックを背負って通学していたりするので、女性でも大きめのバックパックを使う方が増えてきてます。外が暗い時に安全のために光を反射する反射材（リフレクター）がついていて、肩ひもや背中の素材などが工夫されていて、長い時間背負っていても疲れにくい製品が良いです。　　災害の際に避難するために用いるリュックは周りから見つけてもらえやすいように、できれば蛍光色などの明るくて目立つ色の方が良いです。逆に黒色（ブラック）や茶色（ブラウン）、紺色（ネイビー）などの暗めなカラーリングだと、背負って移動している時にあまり目立たないという弱点があります。　　防災害グッズを入れておける専用のリュックを既に持っている場合には、特に新たに購入する必要はないです。またこれからお求めの方はアウトドア用の少し大きめのデイパックを買っておけば充分であるとお考え下さい。　　避難グッズを入れておくバックパックであっても、できるだけコストは安くおさえたい気持ちが誰しもあります。リュックサックだけに高額な費用を支払うことにはあまり意味がありませんのでご注意下さい。
	飲料水	飲料水は一般に1.5リットルが1人1日分の目安で、できるだけ賞味期限が長い5年程度の保存水（非常水、ミネラルウォーター、天然水）を備えておきましょう。 1次用持ち出しグッズの飲料水は1人当たり1日分を入れておいて下さい。　　 1人1日1.5Lとして、例えば数日分をまとめて家族について用意するとなるとけっこうな分量になって重くてかさばるので、買う時には通販で手軽に入手する方法がオススメです。保存水はもっと長く7年や10年、15年の保存が可能な商品もありますが、それぞれのご家庭で長期的な見通しをもってお求め下さい。　　また防災グッズについて賞味期限や消費期限を確認して交換しておくことは誰にとっても面倒です。手間が大変ですが、飲料水は重要であり、どんな製品であっても使用の期限はあります。　　そこで例えば『年に1回、防災の日（9月1日）の頃にどこかで時間をとって点検しておく』というように作業の内容をルーチンとして決めておくと動きやすいです。テレビや新聞などのメディアで全国の被災地の大変な状況を目にしてきた皆さんであれば、少なくとも年に1回くらいはご自身と大切な家族のために行動できるハズです。　　理想は半年に1回のペースで使用期限をチェックできると良いですが、なかなかそこまでは.. と思える方も多いでしょう。従って、まずは年に1回でも良いので、覚えておいて確実に実行されるようにして下さい。
	非常食	非常食は常温で保存が可能で、賞味期限が3年以上の食品を目安にして選びましょう。また持ち運びをしやすくて、水やガスと電気を使わないで、調理をせずにいつでもどこでも手軽に食べやすいということが大切です。　　保存食は基本的にはご飯やパン、おかずや果物などの缶詰、カンパン（乾パン）などのお菓子、栄養補助食品などを組み合せて重さとスペースに配慮しながら1日分を持ち出すことになります。当サイトの読者の皆さんは思い思いにレトルト食品やインスタント食品などを準備されていました。　　人によって1次用持ち出しグッズとして用意しておきたい食料は様々なので、何をどのくらい備蓄しておけば1日分の非常食として妥当なのか？を考えて購入されて下さい。例えば、乾麺やパスタ類は水と火がないと調理できずに食べられないので保存食としてはあまり適していないですが、それ以外であれば緊急時用の食品は自由に内容と分量を調整して頂いて大丈夫です。　　通販で定期的にまとめて食料を買うようにしておくと、重くてかさばる商品を簡単に入手できて、また各社でポイントを用いることでお得にショッピングを済ませられます。食料品はとても情報が多いので、どのような非常食が便利で売れているのか？は下記の記事で紹介しています。　　人気で売れ筋になっている保存食　　アレルギーに配慮してある非常食　　子供と高齢者の方のための保存食　　ペットがいるご家庭向けの非常食
	食器類	紙の皿・紙コップ・割り箸・スプーンなどを備えておけば大丈夫です。これらは通販で買うよりも100均などのお店の方がずっと安く手に入ります。
	歯みがきシート	元々は小さい子供やペット用などとして開発された商品ですが、水が使えない状況でも歯をスッキリとみがけるアイテムとして災害時に歯みがきシートがあると便利です。 1次用持ち出しグッズは水・ガス・電気が使えない事態を想定していて、当サイトでは歯みがきセットよりも歯みがきシートを必要な道具として紹介しておきます。　　また歯みがきシートは簡単に虫歯を予防できるガムで代用しても良いです。　　それから歯みがきシートの後にマウスウォッシュを使うと歯以外の舌や口の中の粘膜の部分をキレイに洗えて清潔に仕上げられます。余談ですが、マウスウォッシュにはおまけで小さいサイズのミニボトルがついてる商品があり、小さいボトルでも数日間は余裕でもちますので、1次用持ち出しグッズの中にはミニボトルを入れておけば充分です。
	洗面用具	1次用持ち出しグッズは基本的には水や火と電気が使えない状況での避難を想定して準備する設定にしています。でも避難した先などで水が使える場合もあり得ますので、洗面用具のセットは用意しておきましょう。　　石けんとタオル、化粧水、UVローション、保湿クリームくらいの簡単な内容で、旅行用のセットで大丈夫です。
	ウェットティッシュ	災害時にウェットティッシュがあると水が無くて手洗いなどができない状況で手を清潔に保つことができて便利です。ノンアルコールタイプのウェットティッシュだと顔や身体などをふいたりできて、乳幼児にも使えて、避難した先で衛生的で快適に過ごせます。　　またノンアルコールタイプのウェットティッシュを用いている場合には、除菌ジェルや除菌スプレーを使うことで手軽に消毒ができます。手が洗えなかったり、顔や身体をふけなかったりすると人は誰しもかなりのストレスになりますので、用途を考えてウェットティッシュや除菌ジェルと除菌スプレーなどを備えておきましょう。
	現金	災害が起きた際には、例えば1万円を1次用持ち出しグッズの中に備えておくだけでも数日間はそれで普通に生活できます。財布の中の日常の生活費とは別に非常時用として千円札や小銭でお金を入れておくと役に立ちます。　　また被災した時にスマホや携帯電話（ガラケー）が電池切れや通信障害などでつながらなくなってしまう可能性があり得ます。そのような場合には公衆電話が代わりの連絡手段になります。　　大きな地震などの災害が起こると一時的に公衆電話の料金が無料になるケースがあります。しかし読者の皆さんの身近にある電話ボックスで確実に無料になって通話できるとは限りません。　　従って、防災害の対策として1次用持ち出しグッズの中に公衆電話をかけられるように10円玉と100円玉を数枚ずつ用意しておくと良いです。また緊急の事態では現金よりもテレホンカードの方が時間と料金を気にしないで長くかけられて便利です。　　携帯電話（ガラケー）やスマホが普及した中で公衆電話を使う機会が明らかに減り、それに伴っていわゆるテレカを使うことも日常ではほとんどなくなりました。昔ながらのアナログなアイテムで今はあまり見かけなくなっています。　　読者の皆さまにとっても持っていない方が多いと考えられますが、例えば100度数のカードでも手軽に千円程度で購入できます。カードなので軽くて持ち運びが楽で、ほぼ全ての電話ボックスではテレホンカードを使えて、小銭よりも残りの時間やお金を気にしないで長く通話できるので当サイトではテレカを推しておきます。
	連絡先のメモ	緊急時用に家族や近しい関係の人たちなどの連絡先のメモはスマホなどの電子機器だけで管理していずに、紙にも書いておいて1次用持ち出しグッズに入れておきましょう。避難をする際にスマホやタブレットなどのガジェット類が常に無事であるという保証はどこにもないので、アナログな感じですが、紙媒体でも一応連絡先のメモを持っておくと良いです。
	身分証明書のコピー	災害時には財布を持ち出せない可能性があるので1次用持ち出しグッズを入れる防災用のリュックに身分証明書のコピーを入れておきましょう。顔写真がついている身分証明書（例車の免許証・パスポート・マイナンバーカード）の方が緊急の際の特例措置などを受けやすくなって便利です。　　例　被災した場面で通帳や印鑑などがなくても写真付きの身分証明書があれば、金融機関が預金の払い戻しに応じてくれる特例措置を講じる場合があります
	筆記用具	油性のボールペンと手帳などを入れて筆記用具を用意しておきましょう。逆に、学校や職場などで筆記用具を使う場合とは違って1次用持ち出しグッズとしては鉛筆（シャーペン）や消しゴムと定規、付箋、コンパス、修正液などは特に要らないです。
	ヘルメット	災害が起きて避難をする時に頭を保護できるヘルメットは必要な1次用持ち出しグッズです。近年は少し価格が高くはなりますが、折りたためて防災用のリュックに収納しやすいタイプの商品が販売されていて人気です。　　とは言え、折りたためないタイプの製品であっても、例えばヘルメットの中に小物の防災害グッズをつめておいて、その状態でリュックサックに入れれば、そんなにスペースを無駄にとることはありません。従って当サイトでは無理に高価な折りたたみ式のヘルメットを推したりはしません。　　また防災頭巾（ずきん）は防災ヘルメットと比べると布なので強度が少し弱くはなりますが、難燃性の素材を用いることで燃えづらくなっていて、頭だけではなくて首から上をすっぽりと全て保護（ガード）できるメリットがあります。どうしても防災頭巾は子供用というイメージが一般にはありますが、最近は大人用の商品も普通に発売されていて人気です。　　ヘルメットと防災頭巾はそれぞれに一長一短のメリットとデメリットがありますが、どちらか一方は1次用持ち出しグッズの中に備えておきたいアイテムです。
	手袋	災害時には脱出や救助などの作業をする際に手袋が必要です。手袋は寒い場面では防寒の効果もあります。　　すべり止めが手の平についている軍手か、革製の素材で丈夫な手袋が良いです。　　例えばガレキの山をどかして人を急いで救助するなどのような緊迫した状況でなければ、基本的には軍手があればしのげます。災害救助用の人工皮革などの手袋だと本格的な造りになり、少し価格は高めになりますが、手を痛めたり切ったりしないように頑丈に加工されていて安全性がより高くなります。
	ホイッスル（笛）	災害の際に救助を周りに求めるためにホイッスルは重要な防災グッズとなります。キーホルダーの形になっている商品ではなくて首から下げられる製品の方が緊急時には使い勝手が良いです。　　そしてIDカードがついているホイッスルであれば、落としたりしてなくした場合に持ち主がすぐに分かるので届けてもらえて見つかる可能性が高くなって安心できます。またホイッスルは防犯ブザーとして使うことができて、防犯対策用のアイテムでもありますので、コンパクトで音が大きい笛を選んで下さい。　　余談ですが、ホイッスルは1次用持ち出しグッズ用の防災リュックとは別に寝室内のすぐ手の届くところにも置いておくと良いです。就寝している間に地震や土砂崩れなどの災害が突然に起きて家屋が倒壊して生き埋めになってしまって身動きがとれないような状況が現実問題としてあり得るからです。
	LED ラジオライト	近年はLEDのライトとラジオが一体になっていて、電池の他に手回しをすることで充電できて、緊急時用のサイレンがついていて、スマホなどを充電できるモバイルバッテリーの機能がついている多機能なグッズが安価で販売されています。　　従って、当サイトでは懐中電灯とラジオ、乾電池、手回し式の充電器、サイレン、モバブなどを別々に紹介するのではなくて、高機能でリーズナブルなLEDラジオライトを推しています。色々な機能がついていて便利なラジオライトがあれば災害の際に必要な情報をすぐに収集できて、スマホや携帯電話（ガラケー）などをいざという時の連絡用として温存しておけて安心できて便利です。　　【注意】　　 1　モバイルチャージャーの機能がついてるLEDラジオライトの購入を検討される場合には、必ずご自身が今現在使っているスマホなどの機種を充電できるタイプのモバイルブースターかどうかを正確に確認してからお求め下さい。その確認をしないで便利そうだからと安易に買ってしまうと後で失敗することになります。　　防災グッズのフルセットの商品は、実はこの点が大きな弱点になりやすいです。被災して最初に避難をする時にはできるだけ持ち出す手荷物を減らしたいので、モバイル充電器をLEDラジオライトと別に持たないで済むようにご注意下さい。　　 2　手回しで充電できるダイナモ式のLEDラジオライトは本体に充電ができるタイプの製品をお求め下さい。手でハンドルを回して充電ができても、ラジオライトの本体に蓄電ができないと、使用している間にずっと一定の速さでハンドルを回し続けないといけません。　　それは多くの消費者の皆さんにとって面倒で疲れてしまい、少し不便です。例えばモバイルバッテリーの機能がついていてスマホなどを充電しようとする際に、フルに充電できるまでずっとハンドルを回さないといけなくて、寝ていたりして他のことをしている間に充電を完了させられないとやはり手間的に大変です。　　 LEDラジオライトは本体に電気をためておけるタイプの商品かどうか？を必ず確認してから購入されて下さい。
	救急セット	災害時用の救急セットはとても重要です。ケガなどに対して応急的な処置をするために必要な救急用品をコンパクトに収納して持ち出しやすいことが大切で、救急セットは箱だとかさばるのでポーチに入れておくと良いです。　　セットの内容としては・消毒液（消毒用のアルコールなどの消毒薬）・絆創膏（ばんそうこう）・包帯・ガーゼ・脱脂綿（だっしめん）・綿棒・三角巾（固定や止血などの色々な用途に使える）・ハサミ・ピンセット・湿布・指を保護するサックなどが一通り入っている商品を選んで下さい。
	薬（処方薬・市販薬）	かかりつけの病院で処方されてる常備薬や、市販薬でどうしても必要な薬は1次用持ち出しグッズにも入れておきましょう。薬はどれも1週間分くらいを目安にして備えておくと安心できます。　　それぞれの薬について1箱分の全てを持ち出そうとするとかさばって重くなってしまいますので分量を工夫して下さい。災害時のために準備をしようとすると、心配する気持ちからあれもこれもと多くなりやすいですが、必要最小限の量を用意されて下さい。　　処方された常備薬の他に市販の薬だと風邪薬・頭痛薬・鼻炎の薬・胃薬・目薬・生理痛の薬、整腸剤などが一般的で、1次用持ち出しグッズに入れておく候補となります。特に日常の生活の中で持っていないと不安になるような薬は一応、備蓄しておくと良いです。
	マスク	1次用持ち出しグッズにマスクがあると・防塵（ぼうじん）・防煙・防寒・受動喫煙の防止をすること・排気ガスの吸引を防ぐこと・花粉の吸入を阻止すること・風邪などの予防をすること・肌の保湿を適度にすること・お化粧がくずれている状態の見た目を隠すこと・被災して避難する時にすっぴんの顔を隠すことなどの色々な使い方ができて便利です。
	万能ナイフ	災害時には万能ナイフがあると便利です。近年は・ナイフ・缶切り・栓抜き・コルク抜き・プラスとマイナスのドライバー・ハサミ・キーリング・やすりなどが一緒になっている多機能な万能ナイフが安価で手に入りますので1次用持ち出しグッズに入れておきましょう。
	ロープ	ロープは何かをしばって束ねることや吊るすこと、固定すること、人命の救助、避難用のハシゴなどに使えて便利です。機能的には災害時に夜などの暗い場面でも見分けやすいように蛍光色系の明るいカラーリングのロープで、長さは10m程度はあって、耐荷重（耐えられる重さの限界の値）が100kg以上であれば、丈夫で体重をしっかりと支えられて安全で1次用持ち出しグッズとして役に立ちます。
	チャッカマン	災害で避難している時などに調理などで火を使える道具としてマッチやライター、チャッカマンなどを1次用持ち出しグッズの中に1個は持っておきましょう。最近は防水仕様のマッチやライターなどが市販されていますが、価格が高くなってしまいますので、そんなにコストをかけないで普通のマッチやライターで充分です。　　ただし雨や雪などで濡れてしまって使えなくなると大変ですのでマッチやライター、チャッカマンなどはビニールの袋やジップロックなどに入れてから防災リュックに収納しておいて下さい。
	ガムテープ	布製のガムテープなどがあればダンボールなどを固定するだけではなくて、油性のマジックを使ってメモに利用したり、床の汚れを掃除したり、ガラスの破片を取り除くことなどに色々と工夫して活用できて便利です。災害が起きて怪我などをした際に一時的に包帯やガーゼなどの代わりにガムテープを用いて止血することもできます。
	簡易トイレ	災害時には携帯用の簡易トイレが無いと困ります。脱臭と吸水（固形化）などの機能があってトイレにそのまま流せたり、ゴミに出しやすい（不透明な）袋つきなどの簡易トイレを1次用持ち出しグッズの中に用意しておきましょう。　　例えば防臭袋 BOS などはスペックが高くてオムツ・介護・ペット・生ゴミなどの用途にも使えて便利であると多くの消費者の方たちから評価されていて売れています。　　因みに、トイレットペーパーは芯を抜いておくとコンパクトに小さくしまえてスペースを節約できて便利です。
	レスキューシート	災害時にレスキューシートがあると屋外や避難所などで身体に巻きつけて防風や防雨と防寒（保温）などの目的で使えたり、また日よけ（防暑）や目張りに簡易的な寝袋などとしても活躍してくれます。軽くてコンパクトで広げると大きめのサイズのアルミシートを1人1枚は持っておきましょう。　　緊急事態が起きて避難をする際には上着（アウター）などをきちんと着てから外出できるとは限りません。 1次用持ち出しグッズの中にサバイバルシートを1人1枚入れておくと安心できます。　　それからレスキューシートとは別にレジャーシートを家族で1枚備えておくと、避難をした時に屋外などで敷物として用いることができて役に立ちます。アウトドアシートは特別な防災グッズである必要はなくて普通のアウトドア用品で充分です。
	衣類	1日程度の期間ならそんなに着替えは要りませんが、衣類用の圧縮袋を用意して衣類を入れて小さくコンパクトにしておくと、より多くの荷物を1次用持ち出しグッズとして持ち運べるようになれて便利です。
	レインコート	災害時には避難をするために走って逃げたりする場面もあり得ます。折りたたみの傘などよりもレインコート（レインウェア、カッパ、雨合羽、雨具、レインポンチョ）の方が便利です。　　場合によっては防寒（保温）にもなり、避難をする際には両手が空くことが大きなメリットなので、傘ではなくてレインコートを1次用持ち出しグッズに入れておきましょう。
	新聞紙	古い新聞紙を1次用持ち出しグッズの中にいくらかでも入れておくと汚れをふいたり、地面に敷いたり、防寒（保温）にも使えて、さらに火を起こす時にも用いたりできて、色々な使い方で活用できて便利です。
	ビニール袋	30リットル以上くらいの大きめのサイズのビニール袋を10枚くらい1次用持ち出しグッズの中に入れておくとゴミ袋として使えて、雨の際には防災リュックなどをつつんでカバーして雨よけ（あまよけ）などとしても利用できます。透明でないビニール袋の方がプライベートを守れて用途が広くて使い勝手が良いです。

　目次のところまで帰る
　　
　　

　人によってはあると便利なグッズ

	あると便利なグッズ	気をつけておくべき注意点
	家族の写真	家族と同居されている方は、災害が起きて家族とはぐれたりして行方を探す際に、周りの人たちに見せて探しやすくするために家族で写っている写真を何枚か持っていると良いです。家族には犬や猫などのペットも当然含みますので、忘れないで用意しておいて下さい。
	非常用給水バッグ	消火や給水などの場面で非常用給水バッグは必要です。防災用給水袋は給水車が来た時などに水を入れてもらうための容器です。　　山などにわき水をくみに行く際に持って行くようなプラスチック製の大きな給水タンクではなくて、コンパクトに折りたためて1次用持ち出しグッズとして防災害リュックに入れておける給水バックを選んで何枚か備えておきましょう。
	防煙フード	災害時に火災が起こると知らない間に煙（ CO 一酸化炭素）を吸い込んでしまうために生命が危険にさらされます。火事での死亡の原因は一般に多くの場合に火傷ではなくて煙で、防煙フードをかぶってキレイな空気と視界を確保してから速やかに安全に避難することが大切です。　　防煙フード（防煙袋、けむりフード、スモークシャットアウト）は一般にまだあまり知られてないアイテムですが、国内で大規模な地震が何度か起きた後に数年前からニーズが急増しているグッズです。安価な商品ですのでお求めやすく、ご家族について1人数枚ずつ用意しておくと良いです。
	寝袋	非常用の寝袋は保温性が優れていて軽くてかさばらない商品を選びましょう。例えばアウトドア用の寝袋は保温性に優れていてゴージャス感があったりしますが、防災用のリュックにとても入らないくらいに大きい傾向があります。　　そのような寝袋だと1次用持ち出しグッズとして適切ではありません。 1次用持ち出しグッズは災害が起きた後の1日程度の避難生活を想定していますので、寝袋は簡易的な製品で充分です。　　それであればコスト的に安く済みますし、防災リュックに入れておいて手軽に持ち運べるように軽くてコンパクトな寝袋が良いです。また上記のレスキューシートは簡易的な寝袋として使用できるケースがあります。　　レスキューシートとは別に寝袋を持っておいた方が良いと考えられる理由がある場合には用意をされて下さい。災害リュックに入らない大きさの寝袋だと、緊急時に持ち出して運ぶのに負担が大きくなりますのでご注意下さい。
	ポンチョ	災害時に避難した先で着替えやお手洗いなどの際にプライバシーを守るために目隠しとしてポンチョがあると便利です。縦と横がそれぞれ1.5mくらいの長さで、外から中が透けて見えない構造であればプライバシーを守れて快適に過ごせます。　　ポンチョは目隠しの他に雨よけ（あまよけ）や防寒対策などの目的でも使えて、特に女性で周りが気になる方は軽くてコンパクトな製品を準備されておいて下さい。尚、こちらのポンチョは上記のレインコートのところで紹介したレインポンチョなどで代用することができますので、既にお持ちの場合には無理にお求め頂かないで大丈夫です。
	帽子	防災頭巾（ずきん）と役割が似ていますが、災害時にキャップなどの帽子があると日よけとして熱中症や日焼けの予防、その他に雨よけ（あまよけ）と防寒対策などにも役立ってくれて、備えてあると便利です。
	運動靴	災害が起きて避難した先での生活では履きやすくて動きやすい運動靴があると便利です。安全面を考えてつま先の部分に芯材が入っていたり、クギなどを踏み抜くことを防止するための板が底の部分に入っていたりする防災用の安全靴であれば、さらに安心できて快適に移動できます。
	カイロ	災害が起きた場合に避難した先で必要に応じて暖を取れるようにカイロを1次用持ち出しグッズの中に入れておきましょう。
	ローソク	上記で紹介したLEDラジオライトの他に、例えば災害が起きて家族で避難した先でローソクを持っていると灯りとして使えて便利です。 LEDラジオライトの代わりにLEDランタンやLEDランプなどもありますが、コスト面で負担がけっこう大きくなるので必要とまでは言えなくて、ロウソクがあれば大丈夫です。
	歯みがきセット	1次用持ち出しグッズでは災害が起きて水・ガス・電気が使えない状況を想定して防災害対策のアイテムを準備しています。とは言え、避難した後に自宅や避難所などで水が使える環境であればきちんと歯をみがきたくなりますので、できれば歯みがきセットを用意しておくと良いです。
	毛抜き	毛抜きがあると災害が起きた時にトゲ抜きやピンセットなどとして使えて便利です。毛抜きはわざわざ通販で買う程のグッズではなくて、100均のお店などで簡単に手に入ります。
	爪切り	災害が起きて避難した先での生活が長引くと爪を切りたくなる場合もありますので一応、爪切りを備えておきましょう。爪切りは通販で送料を払って購入する程のアイテムではなくて、身近にある100均のお店などで手軽に入手できます。
	ティッシュ・ハンカチ	災害時にはウェットティッシュと比べて必要度がそれ程高くはないですが、それでもティッシュとハンカチがあれば煙などを吸い込むことを防いだり、止血をしたりなどの用途に使えます。多くは要りませんので、1次用持ち出しグッズの中に少し入れておくと良いです。
	コンタクト用品	コンタクトレンズがないと何も見えない方などはコンタクト用の洗浄液と保存液に目薬などを1次用持ち出しグッズの中に入れておきましょう。これらは普段は自宅などに置いておいて持ち歩いていない方が多いですが、災害が起こって避難をする際にはその後にどんな状況になるか？が分からないので、避難所などでの生活のために備蓄しておけると安心できます。