1993年7~9月にフジテレビ系列で放送したテレビドラマ『悪魔のKISS』は新人だった
常盤貴子さんの出演作となって高い視聴率を記録しました。まだ21歳で無名の常盤貴子
さんが体当たりで大きな役に挑戦した意欲作で20年以上が過ぎてもファンの間では伝説
のドラマとして熱く語り継がれています。そんな作品が闇に葬られた理由を紹介します。
悪魔のKISSが地上波では再放送すらできなくなった理由
『悪魔のKISS』のキャッチコピーは『悪魔のような誘惑がはたちの夢を狂わせる』で、
主演の常盤貴子さんや深津絵里さんと奥山佳恵さんが東京で様々な誘惑と危険な囁きに
遭遇して性と宗教に借金などの地獄に落ちていく様子が生々しく描かれてます。そんな
衝撃の内容だった為にリアルタイムの視聴率が回を重ねるごとに上がっていきました。
ドラマ『悪魔のKISS』 | 放送された日時(21時~) | 平均の視聴率 |
---|---|---|
1話 | 1993年7月7日(水) | 15.8% |
2話 | 1993年7月14日(水) | 12.7% |
3話 | 1993年7月21日(水) | 12.7% |
4話 | 1993年7月28日(水) | 12.7% |
5話 | 1993年8月4日(水) | 12.6% |
6話 | 1993年8月11日(水) | 11.5% |
7話 | 1993年8月18日(水) | 14.9% |
8話 | 1993年8月25日(水) | 14.2% |
9話 | 1993年9月1日(水) | 12.2% |
10話 | 1993年9月8日(水) | 14.4% |
11話 | 1993年9月15日(水) | 15.4% |
12話(最終回) | 1993年9月22日(水) | 16.9% |
全体の平均の視聴率は14.1% (株式会社ビデオリサーチによる調査)
理由1 常盤貴子の裸の胸部がもろに映ってたから
『悪魔のKISS』は主役の枠が3人分あって柘茉莉子役は松雪泰子さんに内定してました
が、クランクインの直前に大人の事情でまだ新人だった常盤貴子さんが抜擢された事情
がありました。芸能事務所スターダストプロモーションの門を自ら叩いて芸能界に飛び
込んで2年が経った1993年春にようやくつかんだ大きなチャンスでした。常盤貴子さん
にとって飛躍するきっかけとなったのはある一つのシーンでした。カード地獄に落ちて
しまった後に借金苦から風俗嬢のアルバイトをしていた女子大生の役で、ファッション
ヘルスに寺脇康文さんが演じる加藤明夫が最初の客として訪れました。常盤貴子さんは
お客さんと向き合って、胸にタオルを巻いていて下着をつけてなくてノーブラでした。
寺脇康文さんは常盤貴子さんのタオルを払い落として何もつけていない胸を強めにもみ
しだき始めました。その後に2人はベッドに倒れ込んで元気に盛り上がりました。この
刺激的な演技に堂々と挑んだことで常盤貴子さんは大きく注目されるようになり、その
後はドラマの仕事で主演クラスのオファーがどんどん舞い込むようになりました。寺脇
康文さんは後に『常盤貴子さんが下着姿で撮影に来るとは聞いてましたが、まさかノー
ブラで来るとは思ってなくてびっくりして、なるべく胸部を手で隠すようにしてカメラ
にそのまま映らないように配慮しました』と語って下さいました。そうすると常盤貴子
さんがブレイクしてスターダムをかけ上がっていく際にこのシーンはファンの誰しもが
すごくほしがる激レアなお宝映像になってしまいます。でも借金苦でお金の為に性風俗
でアルバイトをしていてニャンニャンしてたシーンは世間的に見ればいわゆる汚れ役で
所属事務所のスターダストプロモーションとしては世の中に絶対出せないものでした。
女優のイメージを守らないといけなくて地上波での再放送は当然できなくなりました。
ちょっとだけ補足しておくと ↓ のように常盤貴子さんの乳首が思いっきり露出してて
健全な当サイトではモザイクをかけないといけないくらいなんです。これはファン目線
になってみると、喉から手が出るくらいにほしいお宝ビデオになるのは理解できます。
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理由2 新興宗教や違法薬物などが描かれてたから
また『悪魔のKISS』はその頃の時代背景を反映していて新興宗教へ勧誘をする活動や
禁止薬物の使用と暴力をふるって派手に出血するシーンとかが普通に描かれてました。
90年代ならそのような場面を連続ドラマで流すのもアリでしたが、その後は放送倫理や
コンプライアンスの規制が厳しくなり、地上波では余計に再放送をしづらくなりました。
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『悪魔のKISS』に関してはさらに衝撃の出来事が起こります。常盤貴子さんのノーブラ
の場面は歳月が過ぎてもずっと話題になって注目され続けて伝説のシーンになりました。
しかし芸能事務所のスターダストプロモーションとしては脱ぐような作品を中心にして
裏的な仕事をする女優ではなくて正統派の路線で国民的な俳優に育てていきたい目標が
ありました。それで将来的に汚れ役のイメージがずっと世間で残ることを防止する為に
事務所が『悪魔のKISS』の作品の版権を全て買い取りました。その前に実は一度だけ
地上波で再放送されたことがあり、その時は全てのシーンがカットされてなくてフルで
見れました。でも買収された後の再放送では見事にわしづかみのシーンはカットされて
ました。『悪魔のKISS』はそんないわくつきの作品なので事務所は見逃し配信や再放送
とVHSのビデオテープにDVD、Blu-rayなどの全てを見送り、幻のドラマになりました。
『悪魔のKISS』は正確には地上波で2回再放送をされましたが、1回目はノーカット版で
2回目はカット版でした。動画配信サービスや宅配レンタルのサービスでも観れません。
放送倫理やコンプライアンスの面でBPO(放送倫理・番組向上機構)から規制をされて
発禁になったのではなくて、事務所が女優のイメージを守る為に闇に葬り去りました。
まとめ
常盤貴子さんの出世作としてコアなファンの方達の間でひそかに語り継がれているフジ
テレビ系列の連続ドラマ『悪魔のKISS』について、どうして長い間地上波での再放送が
されてないのか?の理由をお伝えしてきました。常盤貴子さんはこの作品でブレイクを
して、その後は『ビューティフルライフ』や『愛していると言ってくれ』と『みにくい
アヒルの子』に『カバチタレ!』とかの超人気ドラマに出演されて受賞歴もすごいです。
そんな知名度と人気が高い国民的な女優に育てる為に所属事務所が90年代の半ばの時点
で『悪魔のKISS』の版権を買って世間の目に触れないようにした経緯は理解できます。
その他にも常盤貴子さんが演じる女子大生の柘茉莉子が違法薬物の中毒になって病院に
救急搬送されるなどの過激なシーンが盛り沢山でお蔵入りとなったのは仕方ないです。
地上波での再放送やVHSのビデオテープとDVDにBlu-rayは全て不可能となってます。
さらに動画配信サービスと宅配レンタルサービスでも取り扱いが当然ありません。残念
ですが、常盤貴子さんやご家族と関係者の方達などを広く守る為なのでご理解下さい。